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1994 年度 実績報告書

航空重力測定法の開発と実用化-KINEMATIC GPS法の利用

研究課題

研究課題/領域番号 05554009
研究機関東京大学

研究代表者

瀬川 爾朗  東京大学, 海洋研究所, 教授 (60013570)

研究分担者 神沼 克伊  国立極地研究所, 教授 (90012921)
福田 洋一  京都大学, 理学部, 助教授 (30133854)
小泉 金一郎  東京大学, 海洋研究所, 教務職員 (70107457)
藤 浩明  東京大学, 海洋研究所, 助手 (40207519)
藤本 博己  東京大学, 海洋研究所, 助教授 (50107455)
キーワードGPS受信機 / KINEMATIC GPS測位 / ジオイド / 回転板 / GPS干渉測位 / 基線長 / 航空重力測定 / 重力データ
研究概要

1.船舶によるcm測位実験
2台のGPS受信機を購入したことにともない、平成6年7月20日から25日にかけて、東京大学海洋研究所所属 淡青丸を利用し、相模湾およびフィリピン海において干渉方式KINEMATIC GPS測位を行った。基準点は海洋研究所の屋上にもうけ、基線長100〜300kmの測定を行った。この結果、予期した通り船の水平位置および速度が、それぞれ10cm、5cm/secの分解能で測定できることが分かった。また、3次元測位による高さの測定から海面高度の変化が±50cmの分解能で測定できることが分かった。このことは船上からジオイドを直接的に測ることを可能にするもので、画期的なことである。
2.回転板上でのGPS干渉測位
半径70cmの回転板を作製し、GPSアンテナを回転させながら干渉測位を行った。回転速度は、5sec〜10sec/1回転である。干渉測位の基線長を10mから100kmまでかえて測定を行った結果、基線長が10km以下のときには、±2cm(1σ)の精度での測位ができ、10〜100kmのときには±5cmのバラツキが見られた。また、基線長が長くなると位置の原点のシフトが起こり、20〜30cmの位置のバイアス誤差が生じる事も分かった。
航空重力測定の検定実験地域のデータファイリング
茨城県およびその近海を検定地域とするが、この地域について、Ground Truthデータのまとめを行った。データとしては、船上重力データ、陸上重力データ、および人工衛星アルチメトリィ・データである。ファイリング・データの精度は、陸上で1mgal、海上で5mgalである。

研究成果

(2件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] 瀬川爾朗: "移動体GPS測位の精度検証" GPS研究会94報告書 1994年12月15日 東京大学地震研究所にて開催. 87-93 (1995)

  • [文献書誌] 福田洋一: "日本周辺のジオイドモデルの改良" 月刊 地球. 16. 611-615 (1994)

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公開日: 1996-04-07   更新日: 2016-04-21  

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