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1993 年度 実績報告書

柔軟構造物の変形・ひずみパターンの知的リモートセンシング

研究課題

研究課題/領域番号 05555029
研究機関東京工業大学

研究代表者

岸本 喜久雄  東京工業大学, 工学部, 助教授 (30111652)

研究分担者 納冨 充雄  東京工業大学, 工学部, 助手 (70218288)
キーワード変位計測 / ひずみ測定 / 画像処理 / 高分子フィルム
研究概要

今年度は,変形およびひずみ分布を計測するシステムを構築した。画像データを入力するための装置を構成する。画像入力装置として,CCDカメラおよびビデオマイクロスコープを用いた。これらの装置から出力されるビデオ信号を一旦,画像処理ボードに取込み,そこから,ビデオモニタ,ビデオカセットレコーダ,ビデオプリンタおよびコンピュータに転送した。柔軟構造物の材料であるポリカーボネイトフィルムの基準の点にマーキングを施し,材料試験機で荷重を負荷した。負荷によってマーキング点が移動しないように,両側等変位駆動型の材料試験機を試作した。その際,微小荷重を測定するためのロードセルも併せて試作した。引張試験における変形の様子は,画像処理ボードによってデジタル化され,コンピュータのハードディスクに保存されるとともに,そのビデオ信号は直接ビデオカセットレコーダで録画された。各画像情報には,先のロードセルで測定される,画像情報のデジタル化のタイミングと同期した荷重データを付した。画像データのノイズを低減するために,スムージングなどの汎用画像処理を行った。そして,画像データ中のマーキングを抽出するためのプログラムを作製した。さらに,画像間でのマーキングの移動量から変位を求め,ひずみ分布算出プログラムを作製した。荷重データは公称応力に変換された。以上,作製されたプログラムを用いて,大変形時の柔軟構造物の応力-ひずみ関係やポアソン比等の材料定数を算定した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小泉,納冨,岸本: "プラスチックフィルムの破壊過程とその場観察" 日本包装学会誌. 3. 16-27 (1994)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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