1.二軸ひずみゲージによるモードII応力拡大係数の解析法の開発 (純粋モードII型応力拡大係数の解析) (1)貫通き裂を有する円筒のねじり試験(軸方向き裂解析) 円筒軸方向に貫通き裂がある円筒管に、ねじりトルクが作用した場合の応力拡大係数を実験解析を行った。今年度は、データ数を増やしている。この結果は、比破壊検査協会応力ひずみ測定分科会講演会(1994年7月)にて発表した。 (2)貫通き裂を有する円筒のねじり試験(円筒方向き裂解析) 円周方向に貫通き裂が挿入された円筒管に、ねじりトルクが作用下場合の研究である。機械学会秋期全国大会講演会(1994年8月)に発表した。 2.二軸ひずみゲージによる混合モード下でのモードII応力拡大係数K_<II>値の抽出 荷重軸方向に一定角度傾いたき裂を挿入し、破壊力学での混合モード型平板試験片を作製した。二軸ひずみゲージを用いて、モードII応力拡大係数K_<II>値のみを抽出する方法を考案した。二軸ひずみゲージを1枚使う方法と、複数枚使い精度をあげる方法の二種類を提案した。 上記の研究結果は、(1)機械学会材料力学講演会(1994年10月)で発表した。さらに精度を改良した複数枚ゲージ法について(2)機械学会春期全国大会講演会(1995年3月)に発表した。
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