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1993 年度 実績報告書

高効率と高速応答を可能にした大容量無効電力補償装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 05555082
研究機関岡山大学

研究代表者

赤木 泰文  岡山大学, 工学部, 教授 (80126466)

研究分担者 藤田 英明  岡山大学, 工学部, 助手 (40238580)
小笠原 悟司  岡山大学, 工学部, 助教授 (40160733)
キーワード無効電力補償装置 / 系統安定化 / GTOサイリスタ / 電圧形インバータ
研究概要

当初,本研究で試作する無効電力補償装置の容量は20kVAを考えていたが,,研究室の実験設備の都合から10kVAに変更し,4段直列多重電圧形インバータを用いた無効電力補償装置を設計・製作した。10kVAの試作装置を用いた基礎実験により,0→100%の無効電力制御を20msで達成できることを確認した。この応答時定数は,無効電力補償装置の解析モデルを構築し,理論的に導出した無効電力の応答時定数の解析結果とほぼ一致した。
次に,瞬時無効電力のフィードバック制御を付加し,従来は不可能と考えられていた応答時定数5msを達成した。これらの理論解析と実験結果は,平成6年1月に電気学会半導体電力変換研究会で発表し,無効電力補償装置の研究・開発に携わっている研究者・技術者に大きなインパクトを与えた。平成6年10月にはIEEE/IAS Annnual Meetingで論文を発表する予定である。
さらに,系統インピーダンスや種々の定数を忠実にシミュレートした無効電力補償装置のシミュレーションプログラムを開発し,これを用いてロスレススナバ回路の動作原理,すなわちスナバコンデンサに蓄えられたエネルギーが損失とならず,直流側に回生できることを確認した。なお,ロスレススナバ回路の損失低減効果を平成5年度に実験により確認する予定であったが,無効電力補償装置の設計・製作に時間を費やし,平成6年度に行うこととした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 冨永 真志: "直列多重電圧形インバータを用いたSVCの過渡特性" 電気学会半導体電力変換研究会資料. 15-24 (1994)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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