研究課題/領域番号 |
05555116
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研究機関 | (財)豊田理化学研究所 |
研究代表者 |
五十嵐 伊勢美 財団法人豊田理化学研究所, 研究員 (90072678)
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研究分担者 |
堀田 饒 名古屋大学, 医学部・第3内科, 教授 (60023793)
七里 元亮 熊本大学, 医学部・代謝内科, 教授 (00028515)
藤田 博之 東京大学, 生産技術研究所・第3部, 教授 (90134642)
斎藤 正男 東京電機大学, 工学部・情報通信工学科, 教授 (60010708)
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キーワード | マイクロマシンの医用応用 / グルコースセンサ / 自律センサ / マイクロアクチュエータ / 超音波洗浄 / 能動自律センサ / 生体埋込み型センサ |
研究概要 |
異種研究分野の専門的知識を結集して新しい自律能動センシングデバイスを実現すべく以下のことを実施し、新しい成果を得た。 (1)全体総合討議会を2回実施し、各分野の最先端技術の相互理解と問題点の討議。超音波装置メーカの協力を得てその利用を重点的に進めた。 (2)異種研究分野の範囲を拡大して、それぞれの分担領域の個別調査および討議を数多く実施した。センサ国際会議での情報交換は有効であった。 (3)血液付着の超音波洗浄効果を実験的に確かめ、センサ機能の劣化のないことを確認した。洗浄は血液とセンサ表面とのずれ力(剪断力)に依存する新しい知見も得られた。 (4)洗浄液容積0.2mlの超小形ランジュバン方式の超音波洗浄槽の試作に成功し、針型センサの付着血液の洗浄に極めて有効であることを実験的に確かめた。 (5)前項の超音波洗浄槽は消費電力約1W、共振周波数171KHz(R. F)であり、世界で最小のものである。 (6)血液または体液などセンサ表面に付着する妨害物質の除去には試作した小形洗浄槽は極めて有効である。 平成5年度から7年度にわたって得られた成果は前述の概要に示すように、化学センサの基盤となる白金黒の機械的強度の増大、センサ表面に付着する異物の超音波洗浄による除去など画期的な要素技術である。これらを有機的に結合すれば、当初の目的の能動自律センサの生体埋込みの見通しも十分明るい。 本研究で得られた成果の詳細は別冊子としてまとめて報告する。(平成8年6月発行予定)
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