研究分担者 |
溝上 章志 九州東海大学, 工学部, 助教授
井上 博司 岡山大学, 工学部, 教授 (80026286)
飯田 恭敬 京都大学, 工学部, 教授 (10026114)
河上 省吾 名古屋大学, 工学部, 教授 (60023058)
藤田 素弘 名古屋工業大学, 工学部, 講師
|
研究概要 |
本研究は、出発時刻決定,動的交通量配分,学習調整プロセスのシミュレーションモデル,動的交通行動分析,及び時間帯別交通需要予測モデル等の動的な交通需要及び交通行動分析の重要な応用分野として、各種交通管理政策の効果分析を取り上げ、その応用面での実用化を図ろうとするものである。具体的には情報提供とドライバーの意識,反応,行動との関連性,学習効果のメカニズム,時差出勤,フレックスタイム制導入に伴う行動変化等を明らかにするとともに、より合理的で信頼性のある交通管理計画のあり方について研究を行った。以下に当該年度の研究実績を以下に述べる。 1)既に開発した出発時刻・利用経路同時選択モデルをフレックスタイム導入下における通勤者の行動変化予測に適用し、その結果としての道路交通混雑緩和効果とフレックスタイムによる心理的ゆとり効果の計測を行った。 2)非集計交通行動モデルをベースに、交通手段選択行動における動的プロセスを利用者の時間価値の変化、利用交通手段による評価構造の異質性と経時的変化を考慮して表現し、料金改訂による行動変化の予測モデルの開発を行った。 3)ドライバーの経路選択行動をパネル調査と実験分析から分析した。
|