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1993 年度 実績報告書

推論機構を持つ遺跡復元作業支援3次元シミュレータの開発

研究課題

研究課題/領域番号 05555161
研究機関熊本大学

研究代表者

両角 光男  熊本大学, 工学部, 教授 (50040449)

研究分担者 伊藤 重剛  熊本大学, 工学部, 助教授 (50159878)
堀内 清治  熊本工業大学, 教授 (70040350)
川床 睦夫  財団法人 中近東文化センター, 主任研究員
中村 裕文  都城工業高等専門学校, 助手 (50249893)
位寄 和久  熊本大学, 工学部, 助教授 (00244103)
キーワード発堀調査 / 都市遺跡 / イスラム史 / 3次元モデリング / 3次元グラフィックス / マルチ・メディア・システム / 知識表現 / 推論機構
研究概要

【.encircled1.】発掘の過程で光測量機器を用いて測定した遺構の形状モデル(現場サブシステム)から、研究室のグラフィックワークステーションを使って遺構の詳細な再現モデルを構築(研究室サブシステム)し、発掘過程の追跡や遺構の空間構造の検討を行なうシステムを試作した。また、アル・トゥールの発掘資料を用いてケースステダィを行なった。
【.encircled2.】発掘現場で撮影した遺構の写真画像に、文字や図面情報を加えたマルチメディアデータベースを試作し、【.encircled1.】と同様にケーススタディを行なった。また、システムの構築にあたり、現場での撮影、記録から資料整理の方法までを確立することをあわせて行った。
【.encircled3.】遺跡の空間構成推論支援システムの構築に向けて、イスラム社会の都市と住居構成に関する文献調査を行ない、知識表現の形式について検討した。
【.encircled4.】前回のプロジェクトにおいて開発した、非単調推論の形式によるTMS(Truth Maintenance System:真理保全機構)のモデルの拡張について検討した。具体的には、従来のシステムは、利用者があらかじめ矛盾解消のルールをシステムに入力しておく必要がないため、利用の過程でシステムを成長させながら推論の支援を行なわせることができるものであったが、新に入力した知識が以前に入力した知識と矛盾した場合、矛盾解消機構が無限ループにおちいる可能性を否定できなかった。そこで、推論機構としてTMSを拡張したATMS(Asumption based TMS:仮説推論真理保全機構)の採用について検討した。ATMSでは、アドホックに入力した知識の不整合は、異なる環境下での推論として処理を進めることが可能となる。

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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