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1993 年度 実績報告書

快切削性希土類含有結晶化ガラスの開発

研究課題

研究課題/領域番号 05555182
研究機関東京大学

研究代表者

牧島 亮男  東京大学, 工学部, 教授 (00016578)

研究分担者 宇尾 基弘  東京大学, 工学部, 助手 (20242042)
井上 博之  東京大学, 工学部, 講師 (10193608)
キーワード結晶化ガラス / マシナブルガラス / 快切削性 / 希土類 / 結晶成長
研究概要

本研究ではCaO-Al_2O_3SiO_2系ガラスを実用化に結び付けるために、ガラスの組成、熱処理条件、そして機械加工性について最適なものを得ることを目的とし、特に、Y_2O_3(イットリア),La_2O_3等の添加量と結晶析出状態、機械加工性との関係を調べる事、加工仕上げの表面粗さの向上を目的として、その基礎データを得る事を目的とし、現在の所、以下の知見を得ている。
1)Y_2O_3-CaO-Al_2O_3-SiO_2系ガラスにおいては、結晶化処理をして得られる結晶化ガラスにおいて、針状のCa_4Y_6(SiO_4)_6Oオキシアパタイトが析出しているがLa_2O_3-CaO-Al_2O_3-SiO_2系ではCa_4La_6(SiO_4)_6Oオキシアパタイト結晶と同定できない未知結晶相の析出が観測された。そこでイオン半径がLaとYの中間のNdでLaの一部を置換して同様の条件で結晶化ガラスを作成してその析出相は綿棒状独特の形状のNdオキシアパタイトであることを見いだした。
2)これら希土類含有オキシアパタイト結晶は、試料表面結晶と内部結晶が観察され、その結晶成長速度を測定した。例えば、960℃で等温熱処理したところ、数μm/hの速度であった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Akio Makishima 他: "Surface Roughness of Yttria-Containing Aluminosilicate Glass-Ceramics as Indicative of Their Machinability" Journal of American Ceramic Society. 76. 1861-1864 (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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