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1994 年度 実績報告書

強度の圧縮加工を利用した超層状合金組織の作成法

研究課題

研究課題/領域番号 05555190
研究機関京都大学

研究代表者

新宮 秀夫  京都大学, 工学部, 教授 (20026024)

研究分担者 石原 慶一  京都大学, 工学部, 助教授 (30184550)
キーワードメカニカルアロインダ / 準安定 / 非平衡 / アモルファス / ナノクリスタル / 粉末冶金
研究概要

Ag-Cu,Ag-FeおよびNi-Ti合金系において、それぞれの金属元素の薄板(50μm程度)を100枚程度積層し、これを圧縮により1/2の厚さに変形し、得られた試料を切断し、再び積み重ねて圧縮変形を繰り返した。10回程度の圧縮の繰り返しによって100ナノメーター程度の極薄積層試料が得られた。これらの積層膜試料は、膜厚の減少と共に降伏強度が上昇し、膜厚100ナノメーターの試料では圧縮強度が700MPaに達した。また、Ag-Fe系においては、磁場中で電気抵抗の減少する。いわゆるGMR(巨大磁気抵抗効果)が観測された。この現象は数ナノメーターから10数ナノメーターの寸法に磁性、非磁性相が混合したときに見のであり、繰り返し圧縮試料で、この現象が見られたことは、これらの単純な操作でナノメーター寸法にまで組織を微細化し得ることを示している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] P.H.Shingu: "Mechanical Alloying in the Fe-Al System" Science and Engineering. A181/A182. 1217-1221 (1994)

  • [文献書誌] 新宮秀夫: "EDC(electro-Discharge Compaction)法による金属間化合物の固化形成" 粉体および粉末冶金. 41. 877-880 (1994)

  • [文献書誌] 石原慶一: "メカニカルアロイングにおける異相界面反応" 粉体および粉末冶金. 41. 949-952 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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