• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1993 年度 実績報告書

ムライト-窒化ケイ素ナノ傾斜界面で表面改質した高耐酸化、高強度セラミックスの開発

研究課題

研究課題/領域番号 05555237
研究機関米子工業高等専門学校

研究代表者

服部 信  米子工業高等専門学校, 校長 (30034416)

研究分担者 小田 耕平  米子工業高等専門学校, 工業化学科, 助教授 (90043611)
澤 洋征  米子工業高等専門学校, 工業化学科, 助教授 (60043593)
キーワードセラミックス / 傾斜材料 / 表面改質 / オートクレーブ / 非酸化物 / 耐食性 / 構造材料 / 複合化
研究概要

熱的・機械的特性に優れた窒化ケイ素セラミックスの水熱腐食層を利用し、耐環境性に優れる酸化物セラミックスとナノオーダーの傾斜界面で結合した複合セラミックス材料の開発を目的とする。この複合セラミックスは、酸化物の化学的安定性と非酸化物の高強度特性の両者の優れた特性を兼ね備え、しかも酸化物-非酸化物傾斜界面を形成する特長を有する。
平成5年度は、酸化物-非酸化物複合セラミックスの作製及び傾斜界面のキャラクタリゼーションを主な目的とした。また、複合セラミックスの化学的評価としての耐食性に関する検討を実施した。
平成5年度の研究成果を以下に箇条書きに列挙する。
(1)酸化物-非酸化物複合セラミックスは、窒化ケイ素セラミックスを高温高圧水中で処理することにより得られる、等方的かつ均質な自己腐食層を形成した前駆体を焼成にすることにより作製した。
(2)酸化物-非酸化物複合セラミックスは、酸素-窒素が酸化物層から基質にかけて互いに濃度勾配を持つ傾斜界面を有する材料であることが判明した。
(3)複合化する前の未処理の窒化ケイ素セラミックスと本試験研究で作製した複合セラミックスの耐食性の比較検討の結果、複合セラミックスの方が優れていることが判明した。しかし、機械的特性評価については、まだ検討を行っておらず今後の課題である。

URL: 

公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi