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1993 年度 実績報告書

ペプチド-金属錯体による触媒的不斉合成プロセスを利用する生理活性物質合成法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 05555245
研究機関東京大学

研究代表者

井上 祥平  東京大学, 工学部, 教授 (20010762)

キーワード不斉合成 / 触媒的不斉合成 / ペプチド / シック塩基 / ペプチド-金属錯体 / 不斉ヒドロシアノ化 / 不斉アルキル化
研究概要

不斉合成は光学活性な物質を大量にかつ効率的に入手する手段としては極めて有効な手段である。とくにごく少量のキラル化合物を触媒として用い、大量の生成物にキラリティーを転写する触媒的不斉合成は現在最も注目すべき実用的な光学活性物質生産プロセスである。昨年度までに、研究代表者らはペプチドのアミノ基末端をフェノール性水酸基を有するシッフ塩基により修飾したものを配位子とするペプチド-金属錯体として用い、アルデヒドの不斉ヒドロシアノ化、不斉シリルシアノ化、不斉アルキル化、アリルアルコールの不斉エポキシ化に成功している。
本年度は、この不斉誘起のメカニズムを^1H NMR,^<13>C NMR,IRなどの分光学的手段、分子軌道計算などの計算学的手法を用いて詳細に検討した。さらにその結果を元に、触媒のより精密な設計を検討し、不斉反応における選択性、触媒活性の最適化をはかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 森敦紀・井上祥平: "「アミノ酸誘導体」" 季刊 化学総説. 19. 183-190 (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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