研究課題/領域番号 |
05555263
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小山 健夫 東京大学, 工学部, 教授 (10010696)
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研究分担者 |
青山 和浩 東京大学, 工学部, 助手 (80222488)
大和 裕幸 東京大学, 工学部, 助教授 (50220421)
野本 敏治 東京大学, 工学部, 教授 (80011170)
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キーワード | 三次元CADシステム / スプライン曲面 / 造船設計用システム / 船体自由曲面 / 造船用CIMシステム |
研究概要 |
本年度はハードウェア、ソフトウェア双方の研究環境の整備を行い、さらに基礎的な検討を行っている。ハードウェアとしてはグラフィックスに強いワークステーションを導入し、ソフトウェアとして3次元CADシステムであるProEngineerを導入した。 ProEngineerは機械設計用ソフトウェアであり、それを造船設計用システムに変更することが必要である。本年はそのオペレーションに習熟し、船体自由曲面についての取り扱い方法を検討し、既存の船型を表現するシステムを構築した。これは従来の一枚の曲面で船全体を表現することをあきらめ、船体表面をいくつかのパートに分割して別個に表現し、これを滑らかにつなげ、全体を表現することで船体表現精度や修正のやりやすさを追求した。また、このシステムにより従来の図面と比較し精度、修正作業の在り方等について検討した。その結果、この手法の枠組み自身は良いが、システムに組み込まれている双三次スプライン曲面では精度や曲面の取り扱いに工夫が必要であることがわかった。さらに今後の課題として、造船用CIMシステム等への統合を考えるとCADシステム内のデータが直接参照修正される必要のあることがわかった。
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