研究遂行の結果、次ぎの事が明らかになった。 1)シラカンバ溢出樹液は、糖類、アミノ類、有機酸、ミネラル等を含有し、ほのかに甘く爽やかな飲み心地のする液体である。溢出量が100-1801/シ-ズンと多いが、含有固形分は0.3%と少ない。従って、濃縮する事なくそのまま飲料とすることに適してる。 2)シラカンバ樹液を飲料として、市場に提供するために加熱殺菌型のボトリング工程を開発 また、CE分析が品質管理に有用である事を確かめた。 3)ミクロフイルター濾過装置付のパスチュライザータンクの設計・導入を行つた。加熱殺菌する事なく樹液を保存することが出来た。一部設計変更により改良を施した。 4)凍結乾燥は、含有成分を変性さることなく樹液の濃縮を可能にした。
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