研究課題/領域番号 |
05556033
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松下 克己 東京大学, 農学部, 助手 (00012039)
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研究分担者 |
辻 義人 科学技術庁, 海洋科学技術センター, 室長
浅野 顕治 農林水産省, 中央水産研究所, 主任研究官
寺崎 誠 東京大学, 海洋研究所, 教授 (20111586)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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キーワード | 連続採集器 / プランクトン / 浮遊卵 / 仔魚 / 係留観測 / 資源変動 |
研究概要 |
本研究で実施した係留型連続プランクトン採集器(MCPS)の試作にあたっては、(1)構造が簡単で操作が容易であること、(2)小型であること、(3)安価であることを試作目的とした。本MCPSの主要部分は、「板枠ネット」、タイマーおよびトリガー、濾水量記録計、とそれらを収納する本体および係留系からなる。本体の主構造は、採集前の「板枠ネット」の待機部、海水通過水路部、採集後の「板枠ネット」の収納部、動作コントロール部からなる。「板枠ネット」は、縦、横14cmの塩化ビニール板(厚さ1cm)に口径10cmの穴をあけプランクトンネットを取り付けたものである。この「板枠ネット」を、待機場所から通過水路内に順次スライドさせてプランクトンを捕獲・収集し、その後、さらに保存用濃縮海水を満たした収納場所にスライドさせることにより連続採集しようとするものである。考案した4タイプのMCPSから、3タイプについて基本部品を作成し、作動実験および曳航テストを繰り返した。その中の上述の1タイプについてプロトタイプを作成した。一部の「板枠ネット」が作動しないこともあったが、おおむね作動状況も良好で、浮遊魚卵および動・植物プランクトンが連続採集された。濃縮海水による保存も良好であった。本研究については、月刊「海洋科学」(1994年、1月)「GLOBECのための連続採集器」、月刊「海洋科学」(1994年、4月)「ウナギ産卵場の探索のための連続採集器」に掲載、および、平成6年度日本水産学会春季大会(平成6年4月2-4日於東京水産大学)において「係留型連続プランクトン採集器の試作」および「浮遊卵・仔魚の海洋前線集積と沿岸域への移入に関する研究」として発表した。
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