• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1994 年度 実績報告書

地下ダムの設計手法

研究課題

研究課題/領域番号 05556037
研究機関京都大学

研究代表者

長谷川 高士  京都大学, 農学部, 教授 (40026448)

研究分担者 岡 太郎  神戸大学, 防災研究所, 教授 (90027243)
村上 章  神戸大学, 農学部, 助教授 (80157742)
内田 一徳  神戸大学, 農学部, 助教授 (80111946)
キーワード地下ダム / 有限要素法 / 数値解析 / 地下水モデル
研究概要

本科学研究費補助金研究課題「地下ダムの設計手法」を確立するために、貯水域における地下水挙動解析と結果の把握、地下ダム壁体構造の規模や構造様式に関する資料の整備を本年度の主眼とした。このために、既に初年度において購入した主要設備備品であり、初年度にハードウェアの整備を完了したワークステーション上に解析システムを構築した。具体的には、当研究室で既に開発している数値解析プログラムの移植や図化処理プログラムの整備を完了した。こうした数値解析環境の下で、本年度の検討課題である貯水域における地下水挙動解析や地下ダム壁体構造解析を実施している。この解析にあたっては、初年度において検討した地下水解析モデルをシステムに含めている。さらに、学内LANを経由したコンピュータネットワークにより、国内外の研究機関との電子メールによる情報交換、ファイルの転送、あるいはデータの収集を検討した。
次に、現場データの収集を行い、パラメータ同定解析を試験的に実施した。パラメータ同定アルゴリズムの検討と仮想事例に関するいくつかの数値計算により検証を併せて行い、開発したプログラムにおいてアルゴリズムが有効に機能し、有用な同定結果が得られることを確認した。また、収集した地下水の現況と上で記述した数値解析による貯水域の地下水挙動とを比較・検討した。
さらに、地下ダム施工に伴う流況変化を考慮した、地下ダム堤体の施工順序および最適揚水量について、具体的な検討を進め、堤体構造設計に必要となる資料を整えている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 長谷川高士: "地下ダムにおける地下水流の流動解析とその利用" 土と基礎. 42(11). 5-10 (1994)

  • [文献書誌] 長谷川高士: "拡張Kalman フィルタによる地下水モデルのパラメータ同定と地下水位変動量評価による揚水量決定" 土木学会論文集. 505. 297-305 (1994)

  • [文献書誌] 村上章: "Application of the Kalman filtering to inverse problems in geomechanics" Inverse Analysis in Geomechanics ′94. 1. 167-182 (1994)

  • [文献書誌] 村上章: "Identification of parametons of groundwa for flow model by using oxtended Kalman filtor-FE" Invers Problems in Engineering Mechanics. 1. 145-150 (1994)

URL: 

公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi