研究概要 |
精度管理 精度管理用人口尿を作成するとともに,精度管理用自然尿の保存に関する検討を行なった。 1)精度管理用人口尿 【.encircled1.】従来使用されている人口尿に尿酸,クレアチニンを加えて以下に示す人口尿を作成しpHを調製した。濃度(g/1)として,塩化ナトリウム(2.32),燐酸アンモン(0.2)、尿素(3.0),尿酸(0.7),硫酸(0.4),食用色素タートラジン(0.02),クレアチニン(1.3),アジ化ナトリウム(0.2),この人口尿に馬尿酸,メチル馬尿酸,マンデル酸等の有機溶剤の尿中代謝産物を加えて,精度管理用の人口尿を作成した。 【.encircled2.】低濃度トルエン暴露の際の尿による生物学的モニタリングのための代謝産物としてo-クレゾールの精度管理の必要性から、その定量法を開発した。 2)精度管理用自然尿 【.encircled1.】保存に関する検討,馬尿酸,メチル馬尿酸を含む尿についてその中のクレアチニンと共にその保存性につて検討した。凍結保存が非常に有効であることが示せた。比較的長期の6カ月凍結保存後も安定であった。 【.encircled2.】凍結乾燥:自然尿に上記の代謝産物を加えて,凍結乾燥後の保存法を検討中である。 わが国の現状 わが国の尿中精度管理の現状を総括し報告した。
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