研究課題/領域番号 |
05557065
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
白倉 良太 大阪大学, 医学部, 教授 (00116047)
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研究分担者 |
中上 辰芳 日本ハム株式会社, 中央研究所, 主任
重久 保 日本ハム株式会社, 中央研究所, 副主査
中田 精三 大阪大学, 医学部, 助手 (50116068)
島崎 靖久 大阪大学, 医学部, 助教授 (60116043)
松田 暉 大阪大学, 医学部, 教授 (00028614)
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キーワード | CD59(MACIF) / transfection / transgenic / C9D |
研究概要 |
昨年ブタ大動脈より血管内皮をcell line化し、DAF及びMCPさらに両者のhybridcDNAを作成し発現vector pME18s(SR alpha promoter)に組み込み、transfectionすることによりこれらの補体抑制因子の効果をみた。今年度はこれに引き続きCD59(MACIF)を同じくブタ血管内皮に発現させ、その異種細胞上での補体制御効果を測定した。DAF及びMCPに関しては発現量の少ないcloneでも効果をみとめたが、CD59に関しては効果を認めなかった。この原因として、ブタ血管内皮にC9欠損血清(C9D)を反応させたところかなり障害され、40%C9血清ではC9欠損血清にC9を加えた血清(C9D+C9)とほとんどブタ血管内皮の障害率に差を認めない事が判明した。 一方、transgenicマウスを作成しin vivoでの補体制御因子の作用の検討を試みている。ConstructionとしてはpME18s及びpCAGGSにDAF及びMCPのcDNAを挿入し、transgenicマウスを作成した。FounderはPCR及びSouthern blotにて確認し、pME18s/DAFを1lone,pME18s/MCPを6line,そしてpCAGGS/DAFを4line,pCAGGS/MCPを6line作成できている。
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