研究課題/領域番号 |
05557083
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
速水 昭宗 大阪大学, 歯学部, 講師 (30028477)
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研究分担者 |
西山 秀昌 大阪大学, 歯学部・附属病院, 助手 (60243250)
藤下 昌己 大阪大学, 歯学部, 助教授 (50028809)
徳岡 修 大阪大学, 歯学部, 助手 (70155513)
渕端 孟 大阪大学, 歯学部, 教授 (70028728)
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キーワード | パノラマ断層撮影 / デジタルラジィオグラフィー / CCDセンサー / X線検出器 / トランスピュータ / オッカム |
研究概要 |
1.X線センサーの開発 (1)PLIチューブとTDIカメラとによるX線センサーは基本的な開発が終わり、パノラマ断層撮影装置への取り付けの設計段階にある。実験結果では、100μsec/lineの取り込み速度にて20mVの信号が検出できた。通常のパノラマX線撮影では写真の解像度を1000×2000画素とすると7.5msec/lineの取り込み速度となるために計算上20×7500/100=1500mVの信号が得られることになるために実用上十分な信号強度が得られるものと予測される。 (2)X線シンチレータ、テーパー状溶融光ファイバー、近接型I.I.と高速CCDセンサーとによるX線センサーは、保持装置の制作が完成し組立段階にあるため基本特性等の検討はまだ行っていない。なお、高速CCDセンサーの動作は駆動回路を接続して確認済みである。 2.並列画像処理システムの開発 T9000型トランスピュータの出荷が遅延していて入手できなかったため、T800型トランスピュータを用いて並列画像処理システムの開発をおこなった。T9000型とくらべて画像処理速度がおそくなったが、リアルタイム画像入力と高速画像処理が可能であり、上記2タイプのX線センサーからの信号処理が可能となった。 3.被曝線量の計算 モンテカルロシュミレーションによる新型パノラマ撮影システムの被曝線量の計算はミニコンピュータmicro VAX上で装置が完成して各種パラメータが設定でき次第計算可能な状態にある。
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