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1994 年度 実績報告書

X線感受性CCDセンサーと並列画像処理装置を使ったデジタルパノラマ撮影装置の試作

研究課題

研究課題/領域番号 05557083
研究機関大阪大学

研究代表者

速水 昭宗  大阪大学, 歯学部, 講師 (30028477)

研究分担者 西山 秀昌  大阪大学, 歯学部附属病院, 助手 (60243250)
徳岡 修  大阪大学, 歯学部, 助手 (70155513)
渕端 孟  大阪大学, 歯学部, 教授 (70028728)
キーワードパノラマ断層撮影 / デジタルラジィオグラフィー / CCDセンサー / トランスピュータ / オッカム / 骨塩定量 / TDIカメラ / PLIチューブ
研究概要

1.PLIチューブとTDIカメラとによるX線センサーの開発を終え、パノラマ断層撮影装置へ取り付けた。このセンサを用いてデジタルパノラマ撮影像を得ることに成功した。撮影画像はアンシャープマスク処理、階調処理を行って視覚的に改良を加えることができた。
2.TDIカメラは積分時間をのばすことにより感度を増幅するシステムであるために、CCDセンサ特有の暗電流の影響はさけられない。画像取り込み間隔は臼歯部で5msec,前歯部で20msecで、その結果、画像積分時間は臼歯部で0.32sec,前歯部で1.28secになる。今後の課題として、暗電流の影響を抑えるためにベルチエ素子等により冷却する必要があると考えられた。
3.画像のサンプリングは8bitで行ったが、パノラマ撮影像に関してはダイナミックレンジの関係より12bit以上のサンプリングが望ましいと考えられた。
4.CCDセンサーを用いたdual energy X-ray absorptmetryの可能性について検討を行った結果、今回開発したアルゴリズムでは10%以下の誤差で測定が可能であることがわかった。今後、このアルゴリズムをデジタルパノラマ撮影に応用する予定である。
5.X線センサーの更なる改良を行うため、PLIチューブ、近接型l.l.とTDIカメラとによる高感度センサを検討中であるが、画像取得は今後の課題である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 渕端孟: "デジタルパノラマ断層撮影装置" 医学のあゆみ. 171. 725-727 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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