研究課題/領域番号 |
05558013
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
前迫 孝憲 大阪大学, 人間科学部, 助教授 (00114893)
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研究分担者 |
片山 滋友 日本工業大学, 工学部, 教授
山内 祐平 大阪大学, 人間科学部, 助手 (50252565)
管井 勝雄 大阪大学, 人間科学部, 教授 (40000294)
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キーワード | センサー / 無線 / インターネット / ハイパーメディア / WWW / 教育 |
研究概要 |
本研究の目的は、教育現場で利用するセンサインタフェースを開発し、ハイパーメディアシステム上で統合させることにある。まず、国産のパーソナルコンピュータがセンサーインタフェースを有していないことから、パラレルポートやシリアルポートを利用する汎用インタフェースを開発した。次に、センサーのアナログデータを電圧・周波数変換して、微弱電波や赤外線で伝送する無線方式のセンサーインタフェースを開発した。パソコンへはシリアル伝送によりデータを転送する。一方、環境測定が重要な意味を有するようになってきたことを考慮し、簡易3次元地震センサーを開発した。さらにソフトウェアとして、インターネットの普及の中で重要性が増したHTMLを対象とすることで、センサー装置の開発とハイパーメディアへの統合を、分散データベースの設置を含めた幅広い立場から実現する基盤を作成した。また、気象等のデータを授業で扱うには、異なる地域との比較が望まれたことから、センサーの測定結果を扱う分散データベースとインターネットによる情報交換システムに関する実験を行った。そして、これまでの成果をまとめると共に、現在も実践活動を継続している。現在継続研究としてJAVAを利用したセンサー情報とWWWの連結と有機的活用を検討している。JAVAを利用することにより、自動的集計や、インタラクティブな検索システム、学年に応じたインターフェイスの変更などが可能になり、センサーとハイパーメディアの統合が進むことが考えられる。本年度で科学研究費の補助は終わるが、来年度も継続して研究を進める予定である。
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