研究課題/領域番号 |
05558016
|
研究種目 |
試験研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育工学
|
研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
伊藤 紘二 東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (20013683)
|
研究分担者 |
本田 智 東京理科大学, 基礎工学部, 助手 (90219238)
伊丹 誠 東京理科大学, 基礎工学部, 講師 (70212983)
|
研究期間 (年度) |
1993 – 1994
|
キーワード | CAI / 三次元操作 / ポインティング機構 / オブジェクト指向 / 知識ベース / C++ / 三次元カ-ソル / 三次元マウス |
研究概要 |
以下のような点について検討を行なった。 ・初年度に検討・作成を行なったプログラムの総合的な評価検討を行ない問題のある部分や、プログラムのデバッグを行ない、システムをより信頼性のあるものとした、マウスカ-ソルや3次元空間把握のためのバックグラウンドの表示についても前年度に引続き検討・改良を行なった。 ・3次元のポインティングを効果的に行なうための、3次元ポインティング装置のハードウェアとソフトウェアの作成を行なった。ポインティング装置は従来の2次元のマウスを改良して作成し、2種類の異なった方式について試作を行なった。 ・ポインティング装置の制御と、画面上のオブジェクトおよびカ-ソルの動作を総合的に取り扱うためのオブジェクト環境をC++言語によって作成した。これによってシステムを他のアプリケーションから使用するための枠組が完成した。さらにこの環境は、我々が従来より開発しているオブジェクト指向環境MIP(Media Interface Prolog)に統合され、より汎用的なシステムとして構築された。 本システムの具体的な応用として電磁気学の学習支援システムを構成し、学習者が効果的に電磁気学の3次元空間の理解を行なうためのシステムを構築した。 ・学習者がより的確に3次元空間の物体を把握できるように立体視のシステムを付加し、基本的な表示部分の作成を行なった。これについては、インプリメントは現時点ではまだ完全ではなく今後の検討および改良が必要である。 現在本システムを具体的な学習者に使用させることによる評価を検討している。
|