• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1994 年度 実績報告書

生体情報を用いた障害児養護訓練効果定量計測法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 05558020
研究機関東京学芸大学

研究代表者

鮫島 宗弘  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80015437)

研究分担者 世木 秀明  千葉工大, 工学部, 講師 (60226636)
三田 勝己  愛知県発達障害研究所, 治療学部, 部長 (40100169)
出口 利定  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (50143623)
氏森 英亜  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10015448)
キーワード養護訓練 / 事象関連電位 / 脳波 / 成分分離 / 音声認知 / カテゴリー知覚 / 自己回帰モデル / ネットワーク処理
研究概要

(研究目的)
障害児の養護訓練効果を、多面的な生理心理学的情報の定量的解析によって計測し、結果を実践的治療教育場面に迅速に還元する方法を開発するための基礎を確立する。
(研究成果)
I生理心理学的指標による養護訓練効果定量計測法の開発
認知情報処理パラダイムと事象関連電位の導入によって下記の研究成果が得られた。
A.養護訓練による生理心理学的指標の変容過程の解明
1.心身の適応について
二次元ARモデルによる頭皮上脳波の空間分布と部位間関係が適応行動状態の有効な指標となる。
2.感覚・運動機能の向上について
事象関連電位の成分分離によって、刺激受容・評価系から反応生成系への神経情報処理過程を解明することができ、両情報処理系間の情報伝達の良否が障害発生の要因となる。
3.意思の伝達について
語音聴取時の事象関連電位はカテゴリー知覚と密接な関係を有し、音声認知の神経過程解明の手掛かりが得られた。
B.生理心理学的生体情報の統合的計量システムの開発
脳波・筋電図などの生体現象について、自己回帰モデルによる解析方式が確立され、脳波・事象関連電位構成成分の周波数・時間領域の成分分離法が開発されたほか、S/Nの良好な生体電極が実用化された。
II障害児生理心理情報の治療教育場面フィードバック方式の開発
EWSによる生理心理学的生体情報の統合的計測システムのWindows管理化のマイクロコンピュータへの移植と、学内LANとの結合によって、解析結果の治療教育場面へのフィードバックが可能となった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 鈴木保巳: "神経情報処理モデルに基づく運動関連脳電位の準備性成分分離計測" 脳波と筋電図. 23. 17-24 (1995)

  • [文献書誌] 松本秀彦: "脳性麻痺者における運動関連脳電位と筋収縮強度との関係" 東京学芸大学紀要 第1部門 教育科学. 46. 217-228 (1995)

URL: 

公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi