研究課題/領域番号 |
05558021
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研究機関 | 八戸工業高等専門学校 |
研究代表者 |
福田 廣夫 八戸工業高等専門学校, 一般教科, 教授 (60042131)
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研究分担者 |
鳴海 寛 八戸工業高等専門学校, 一般教科, 助教授 (30042154)
工藤 隆男 八戸工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (10110214)
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キーワード | 3次元解析 / ゴルファー / 360度回転 / 3次元合成フォーム / 関節角度 |
研究概要 |
体育学における、運動モデルの3次元解析は、DLT法に代表される、いわば、実空間の測定であるところから測定上の困難性があったが、コンピューターの発展・普及により、正規化された空間内での計算が可能となり、「単点透視法」導入から運動モデルを回転させ技術分析ができるシステムの開発に至った。 平成7年度における研究課題の中心は、3次元解析の方法論とその実施における客観性並びに、システム操作性の再評価などであった。これらを求めるにあたり必要な課題としては、(1)データから導かれる指導法のあり方 (2)本システムの多種目への応用と発展 (3)データ収集による統計的定量化等である。平成6年度から継続された研究目的として分析精度の向上や、多種目への応用は本システムの発展性から必要性があった。そこで、「フォーム」から技術解析が可能である「ゴルフ」について応用した。 この成果は、八戸高専紀要第30号に「単点透視法による3次元解析システムの応用」として発表し、次のまとめが得られた。つまり、スキーのような移動運動やゴルフのような定点運動は、視覚的に一面的な観察や分析が主であったが、いづれの運動でも、直交する2方向からのビデオ撮影の条件が満たされれば、いかなる「フォーム」でも360度の任意の角度での観察ができる事が確認された事である。 今後この解析システムは、様々な運動種目に応用し、技術解析や、技術要素の分析などに活用される事に期待したい。
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