研究課題
試験研究(B)
本研究の目的は、わが国の高等学校入学選抜学力試験問題(国語、社会、数学、理科、英語)の分析・評価システムを開発することである。本研究成果の概要は以下のとおりである。1.高校入試問題情報データベースの開発1991年度以降の高校入試問題を収集し、個々の小問に関する問題情報データ、即ち、問題データ、正答データ、正答率データ、内容領域データ等をデータベース化した。1年度当たり約7,500件の問題情報が収録されている。2.高校入試問題画像データベースの開発高校入試問題の問題文と正答例を画像データベースとして電子ファイリングシステムに収録した。このデータベースは、高校入試問題情報データベースと連携してキーワード検索することが可能である。また、国立教育研究所パソコン通信ネットワークを利用して、手持ちのFAXに画像出力することも可能である。3.高校入試問題音声データベースの開発高校入試問題の英語の聞き取り(ヒアリング)問題を音声データベースとしてパソコン上に収録した。音声の文字も収録されているため、ある言葉を含む音声を検索して聞くことが可能である。4.データベース利用による高校入試問題の分析・評価構築したデータベースを利用して、高校入試問題の分析・評価を試みた。具体的には、教科別の問題正答率の分布を調べたり、国語や英語の問題について教科特有の分析・評価を試みた。
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