研究課題/領域番号 |
05558029
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
横井 茂樹 名古屋大学, 情報文化学部, 教授 (20115744)
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研究分担者 |
安田 孝美 名古屋大学, 情報文化学部, 助教授 (60183977)
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キーワード | 3次元画像 / 手術シミュレーション / コンピュータグラフィックス / ワークステーション / コンピュータトモグラフィ / バーチャルリアリティ |
研究概要 |
最近のグラフィックワークステーションの高速対話機能やより進んだバーチャルリアリティのシステムに着目して研究を行った。まず、グラフィックワークステーションを用いた3次元空間の表現と対話機能を積極的に活用して、3次元画像の対話的な操作を行う仮想空間操作システムを開発した。基本操作として具体的には移動、切断、複写、削除、生成を実現し、対象物を任意の視点位置から観察しながらより現実に近い操作感覚で操作を行うことを可能とした。また、仮想空間内の位置指定を正確に行うための3次元カ-ソルの実現手法も開発した。さらに、骨の接触の良さを評価する基準として表面間の距離マップの機能が有効であるが、これを3次元テクスチャの高速マッピング機能を活用して、骨の移動に伴ってリアルタイムに距離マップを更新する機能を開発した。 さらに、より現実の操作に近い手術シミュレーションを目指してバーチャルリアリティの技術を援用するために、VRの医学応用について調査し、その現状を調べた。その結果に基づいて、今後の手術シミュレーションにおいて開発すべきVR技術について整理し、開発の方向性を明らかにした。 直接的に手術シミュレーション自体の研究ではないが、関連する手術シミュレーションの将来システムにつながると思われる関連研究として、皮膚の形成手術への応用につながる人間の皮膚テクスチャをコンピュータグラフィックスにより表示する手法の開発及び、直接人間の手の動作にしたがって実際の手術と同じような操作を入力できるようにする入力デバイスの開発を行った。
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