研究分担者 |
江 浩 豊橋技術科学大学, 工学部, 助手 (00242917)
高木 博 (株)日立メディコ, CT設計部, 主任技師
飯沼 武 埼玉工業大学, 工学部, 教授 (60159572)
舘野 之男 放射線医学総合研究所, 嘱託 (90163493)
松本 満臣 東京都立医療技術短期大学, 放射線科, 教授 (20209654)
|
研究概要 |
(1)診断支援アルゴリズムの改良---肺野領域抽出--- 昨年度に続き,診断支援アルゴリズムの改良を行った.特に,昨年度の実験で問題点として浮上した,肺野領域抽出精度の向上を重点的に行った.アプローチ法として下記3種類を併行開発し,優劣比較を行った. 1)モデル情報と最小値投影法を用いた方法 2)モデル情報と肺野部骨情報自動抽出法を用いた方法 3)Active Contour Model(snakes)を用いた方法 この結果,1)と2)はほぼ同一の精度を実現したが,アルゴリズム的には1)の方が簡易である,3)はこの手法単独では大きなミスを起こすことがあるが,その危険を除去してやれば抽出精度は良好,という結論を得た.したがって,最終的には1)と3)を結合した方式が最も良いことが判明した. (2)実用化に向けての問題点の整理 実用化に向けての問題点を整理した.また開発したソフトを整理,モジュール化し,今後の臨床評価試験を行うベースを作成した. (3)成果報告書の作成 3年間の研究成果を整理し,報告書を作成した.
|