研究分担者 |
岡部 直木 豊田工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (90109273)
吉村 ミツ 中部大学, 経営情報学部, 教授 (60109311)
木村 文隆 三重大学, 工学部・情報工学科, 助教授 (00115560)
鶴岡 信治 三重大学, 工学部・電子工学科, 助教授 (30126982)
竹下 鉄夫 豊田工業高等専門学校, 情報工学科, 助教授 (20149933)
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研究概要 |
本研究の目的は,筆者等が開発し,名古屋大学大型計算機センターのプログラムライブラリとして登録されている文字認識や文書理解のためのプログラムを,ワークステーション(EWS)あるいはパソコンへ移植し,一般利用者に提供すると共に,これらの利用方法を初心者にわかりやすく解説した利用手引き書を作成配布することである. 初年度の研究は,そのための環境設定を主目的にして行い,豊田高専にEWSを設置し,名古屋大学大型計算機センターに登録してある,文字認識用プログラムライブラリSMARTの移植を実施した. 上記に引き続き,研究の2年目に当たる平成6年度は以下の研究を行った. 1.豊田高専のEWSに移植したSMARTプログラムと電総研より提供を受けたCD-ROM版の手書き文字データとを用いて,手書き文字認識実験や筆者識別実験を行い,EWSへの移植が正しく行われたかどうかの確認を行った. 2.名古屋大学大型計算機センターのSMARTに含まれるプログラムのいくつかの修正と追加を行った. 3.SMARTを用いて手書き文字の個人性の研究を行った. 4.SMARTライブラリの中で重要な地位を占める,特徴抽出や識別関数プログラムを用いて,これらのプログラムの有用性を確認するための大規模な実験を行った. 5.ライブラリーの利用手引き書の内,サブルーチン及び関数編をほぼ完成させた.一方,コプリ-トプログラムの利用手引き書は80%程度の整備を行った.平成7年度中には手引き書を全て完成させる予定である
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