研究課題/領域番号 |
05558056
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
間瀬 淳 筑波大学, 物理工学系, 助教授 (00023325)
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研究分担者 |
原田 八十雄 三洋電機(株), 半導体研究所・超高速エレクトロニクス研究部, 部長
水野 皓司 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (30005326)
板倉 昭慶 筑波大学, 物理学系, 講師 (80015544)
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キーワード | ミリ波 / サブミリ波 / 二次元検出器 / イメージ測定 / プラズマ診断 |
研究概要 |
1.ビームリード形ショットキーバリアダイオードとボウタイアンテナを組み合わせた、4×4素子二次元検出器の設計製作を行った。SN比の改善のため二次元アンテナアレイを検出器前面に取り付け、光学スリットとして動作させた。同検出器の40-70GHz帯における電圧感度特性等を調べ、広帯域特性を有することを確認した。 2.位相イメージ法二次元化の第一段階として、参照波発振器を別に持つヘテロダイン受信方式の確立を図った。 i)入射波と参照波の二つの発振器の差周波数安定化のため、PLL回路を利用した帰還制御方式を設計製作した。本方式はFVコンバーターを用いたアナログ方式に比べ高周波領域に適用可能で、差周波数2-10MHzの任意の値に対し差周波数のスペクトル幅〜1kHzで安定化が実現している。 ii)ヘテロダイン型干渉計を構成、既設位相イメージ法光学系のr=0cm相当位置でプラズマ測定を行った結果1/130フリンジの密度分解を達成した。〓iii)同上干渉計に既存の一次元検出器アレイを組み合わせ、プラズマに投影した位置でr=±10cm、z=±5cmにわたって測定可能であることを確認した。 3.70GHz帯二次元イメージング装置光学系のビーム伝搬および光線追跡計算を進め、既設の一次元位相イメージ法光学系の修正を行った。さらに、新光学系と二次元検出器を組み合わせたシステムのシミュレーション実験を開始した。 4.本研究課題と関連し研究代表者が中心となり、平成6年3月10日-12日、筑波大学で「大型装置計測のためのミリ波・サブミリ波技術の開発」に関する日米ワークショップを開催し、情報交換および討論を行った。
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