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1994 年度 実績報告書

高齢者世帯の家事援助ニードに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05610134
研究機関東京学芸大学

研究代表者

直井 道子  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10073024)

キーワード家事負担 / 福祉サービス / 高齢者夫婦世帯 / 同・別居
研究概要

(1)高齢者夫婦世帯の家事、介護の負担度をあきらかにし、(2)彼らをめぐるサポートネットワークを把握し、(3)日常生活困難への対応策をどう設計しているか、を意識レベルでとらえ、(4)福祉サービスの周知度と情報源をあきらかにし(5)余暇行動や生きがいを感じているか、をとらえる。という5点を目的として調査を行った。調査対象は小金井市に居住する少なくとも一方が70才以上の高齢者夫婦世帯の夫婦。特定の町丁目に居住する世帯をすべて調査し、郵送自記式で訪問回収に367世帯を回収した。
結果として、(1)現状では、夫婦とも健康で、家事も手助けなく行えている世帯が大多数であるが、重いものの移動、高いところからの物のとり出し、収納、庭の手いれやそうじ、などに手がまわりかねる者が存在する。時には家事を負担に感じる世帯が約半数ある。(2)サポートは別居の子供と同居の配偶者に限定されて、近所の人友人、専門家には広がっていないが、情緒的サポート(ぐちをきく)などは、近所の人も貢献している、(3)日常生活困難時の対応策は夫婦の意識の差が大きいが、子供に依存したくない、老人ホームに入りたくない、などが比較的一致している。男性でとくに在宅介護への志向が強い、(4)そのわりには、福祉サービスについてくわしい情報を得ていない、(5)余暇活動によって生きがいを得るのは男性により多く、女性は夫婦関係の影響が大きかった。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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