昨年度に岡山市の398人の既婚女性を対象に実施した面接調査のデータを分析して、その結果を日本社会学会と日本社会心理学会の大会で発表した。更に、岡山市との比較でオーストラリアのキャンベラの近隣関係を分析をし、オーストラリア学会の大会でも研究発表を行った。日本社会心理学会の大会での発表をまとめた論文を同学会の学会誌『社会心理学研究』に投稿し、その審査を通過した。来年度の第1号に、その論文は掲載される予定である。また、国勢調査などの統計を分析し、岡山市の特徴に関する都市社会学的論文を執筆した。そして、その一部を、岡山大学教育学部の紀要『研究集録』に発表した。結局、科学研究費による研究の成果として、合計6本の論文を平成6年度に執筆した。これらの論文をまとめて、科学研究費による研究の報告書を作成した。 平成7年2月に、岡山市の女性500人を対象に面接調査を、再度、実施した。現在、そのデータの整理やコーディングを行っており、結果を論文にまとめるには至っていない。平成8年度にその作業を行い、できるだけ早急に成果を発表したい。
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