上智大学公開学習センターが実施する公開講座、いわゆる“ソフィア・コミュニティ・カレッジ"は、「語学の上智」の特色を生かした“語学講座"と“神学講座"および “教養・実務講座"の三つの柱があり、それぞれの受講生の比率に応じてサンプリングを行って調査を実施した。調査内容は、【.encircled1.】学習の目的、【.encircled2.】学習の満足度、【.encircled3.】学習要求等に関するものである。 調査結果を要約すれば次のとおりである。【.encircled1.】公開講座の受講生の7割が大学卒業者(短大卒を含め)であって、とくに大学卒業資格を目指すわけではなく、知的な関心によって講座を履修したり、仕事の場や日常生活で必要な知識・教養を高めることを目的に講座を履修している。【.encircled2.】その受講生が上智大学の公開講座を学習の場として選んだ理由は、時間帯の都合がよく、費用が適当で、通学に便利だからであり、授業内容が充実しているからとか、講師に魅力を感じたからではない。【.encircled3.】しかし、実際に講座を受講しての満足度が最も高いのは、講師の専門性の高さと講師の熱意である。この二つの要因が受講性の学習意欲を駆り立て、学習に対する効果を高めているといえる。
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