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1994 年度 実績報告書

近代イギリス家庭教育論史研究

研究課題

研究課題/領域番号 05610187
研究機関東京大学

研究代表者

寺崎 弘昭  東京大学, 教育学部, 助教授 (60163911)

キーワード家庭教育 / イギリス / 近代
研究概要

当初の研究計画調書に記したとおり、近代イギリス家庭教育論史に関する以下のような作業を行い、その成果を得た。
(1)先行諸研究で言及された家庭教育論文献、ならびにBritish LibraryのShort Title Catalogueからピック・アップされた家庭教育論文献の、カード化・リスト作製をとりあえず完了した。とりわけ、18世紀以前に関してはその精度はかなり高いものだと考えられる。このリストにより、歴史的変化の大勢--たとえば、男の家庭教育論から母の家庭教育論へ、家庭教育論の自立など--が明白なものとなった。なお、18世紀についてはShort Title Catalogue(CD-ROM-Edition)を利用した。
(2)リストに挙がってきた文献の中から、特に典型的と考えられる文献に関して、分析を試みた。それは、著者名のみ列挙すれば以下のようである。Thomas Reynolds,William,Gouge,Thomas Tryon,Daniel Defore。このことによって、家庭教育論が産婆術書・家政書の中にどのような位置を占めていたか、また、家庭教育における母の役割がどのようなものであったか、などが鮮明となった。
(3)(1)(2)より得られた分析結果は、別途、報告書を作成した。
(4)また、特にThomas Tryon,A New Method of Educating Children,1695につては、(1)のリストより得られた“education"という言葉の用法に関する知見とともに、べつに特別に論文として発表した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 寺崎弘昭: "17世紀イギリスにおけるヨーロッパ胎教論の一水脈" 東京大学教育学部紀要. 34. 1-21 (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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