研究計画では、初年度中に連邦及び州の各レベルでの障害児教育担当教師の資質・資格を明確にするための個別教育プログラム・ケースマネジメントに関する法規・行政資料・文献資料等を検索・収集し、読み込みを深める予定であったが、補助決定直後より体調を崩し、入院を含め約6ヵ月の治療を要し、現在もなお加療中であるためパーソナルコンピュータ等備品と予定される消耗品等の選定・購入・設置及び調整と並行して連邦レベルでの個別教育プログラム・ケースマネジメント・個別家族プログラム及び連邦法関連資料等に関する資料情報の検索を行なうにとどまった。現在、資料の収集と収集できた内容の読み込みに着手したところである。現段階では連邦レベルではケースマネジメントの中核として教育面での個別教育プログラムを含め個別家族プログラムをベースとしてシステムが構想され、特に幼児期への早期介入が重要視されてきていることが明らかになった。時期的にはこの傾向は1970年代後半にすでに現われており、ケースマネジメントとして教育面での法的裏付けがなされたのは1980年代半ばであったことが確認された。研究の中核となる障害児教育担当教師の資質・資格等及びカルファルニア州関連のそれに関しては第二年次に継続的に資料収集を行うよう計画の変更を余儀なくされている。 このような状況であり、研究成果として現段階では一定のまとまりを得ていないため、成果公表については未定の状況である。
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