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1993 年度 実績報告書

束縛理論に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05610385
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

今西 典子  お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (70111739)

キーワード束縛理論 / ミニマリスト・アプローチ / インターフェース / LF / 束縛照応 / 削除現象 / 認知体系 / 束縛
研究概要

Chomsky(1991,1992)で新たに展開されているミニマリスト・アプローチにおいては、束縛理論は従来のS構造に対する適格性条件としてのとらえかたから認知体系とのインターフェイス・レベルであるLFにおける実質的な解釈規則としてとらえることが提案された。また、束縛という概念を同一指標,統率という概念を設定することなく規定しようという試みもなされている。本研究においては、特に、認知体系とのインターフェース・レベルであるLFにおける解釈規則であるという部分に焦点をあげ、Chomsky(1992)では指摘されていない各種の束縛現象についてこのようなアプローチの仕方の妥当性を検討した。
具体的な事例としては、束縛照応を含む削除現象に関して、なぜある構造のもとでは、削除部分において束縛違反が顕在化しまた他の構造においては、束縛違反が消失してしまうのかという問題を考察し、等位構造と他の構造において明確に異なる意味表示(LF)が与えられる必要があり、それに基づいて束縛条件が機能する必要があることを明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Imanishi Noriko: "A Note on Except-Constructions in English" Synchronic and Diachronic Approaches to Language(A Festschrift for Toshio Nakao on the occasion of His sixtieth Birthday). 379-390 (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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