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1993 年度 実績報告書

現代日本語名詞シソーラスによる意味の分類体系

研究課題

研究課題/領域番号 05610414
研究機関筑波大学

研究代表者

荻野 綱男  筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (00111443)

キーワード現代日本語 / 名詞 / シソーラス / 意味分類 / 上位語 / 下位語
研究概要

本研究では、現代日本語の名詞シソーラスを作成しながら、語彙の意味分類の研究を行なう。
まず、研究補助者に依頼してシソーラスの中の語の意味のチェックを行なった。
シソーラスの中では、語は、互いの意味関係を通して相互に結び付いている。その結び付きが、システム全体として整合性を保つようになっていないと、シソーラスの構造がつかめず、研究の目的である「語彙の意味分類」にまで進むことはできない。そこで、シソーラスの中の語の意味関係が正しくついているかどうかということは、たえずチェックしていかなければならない大きな問題なのである。
現在までに、シソーラスを通して現代日本語の名詞の意味分類ができあがりつつあるが、こうして似た意味の単語をまとめてみると、全体が不整合になる現象が発生する。そこで、ある単語のグループを取り出して、そのグループが確かにグループになっているかどうかを検討することにした。今年度は、約300グループ(5000語程度)について検討が終わった。
不整合を生む原因はいろいろあるが、最も大きなものは、上位/下位関係の多様性である。下位語を上位語の下に位置付ける際、いろいろな観点から上位/下位関係が設定できる。必ずしも体系的な語彙分類によって上位/下位関係が構築されるのではない。
検討結果をもとに、パソコン内の記述を改訂した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 荻野綱男: "シソーラスのための語彙の意味分類をめぐって" 日本語学. 12-5. 18-30 (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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