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1994 年度 実績報告書

パーソナルコンピュータを使った言語地理学データ処理システムの応用

研究課題

研究課題/領域番号 05610419
研究機関県立新潟女子短期大学

研究代表者

福嶋 秩子  県立新潟女子短期大学, 英文学科, 助教授 (80189935)

キーワードパーソナルコンピュータ / 言語地図 / 日本語方言 / データ処理 / テキストファイル
研究概要

1.研究代表者は、昭和58年パソコンを利用した最初の言語地理学的データ処理システムSEALを開発、平成3年には機器の進歩に対応するためにシステムを改良してSEAL第2版を発表、その後も改良を進めた。本研究においては、バッチファイルをつくる、データファイルをエディタ-で読める形(CSV形式のテキストファイル)にするなど大幅な改定を進めた。この結果、Version4.3では、BASICを知らなくてもSEALを動かすことが可能となり、すでにテキストファイルとして入力済みのデータなどもSEALで分析することが可能になった。
SEALシステムにより、正確な言語地図を簡単に速く作成することができる。また、各地点ごとに指定した語形の頻度を数えることにより複数の地図の分析を行うことができる。いずれの作業も、分析・再分析ともさらに容易に行うことができるようになった。地図化や集計時に各項目の語形一覧やハンコ一覧などを画面に表示するようにしたり、地図化のときの語形とはんこの指定や集計の方法の指定をファイル化したりしたからである。以上の研究成果報告書として、SEAL Version4.3のユーザーズマニュアルを作成、印刷した(福嶋他:1995)。
2.SEAL Version4.3を用いて奄美徳之島の方言調査データの分析を行った。方言データの入力を行い、項目別の地図化を行った。さらに、複数の地図について集計を行う分析を行った。特に、親族名称データの分析・地図化を行い、論文にまとめた(福嶋:1995発表予定)。他のデータについても順次まとめてゆく予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 福嶋秩子: "言語地図作成システムSEAL" 日本語学. 12-13. 106-113 (1993)

  • [文献書誌] 福島秩子: "徳之島における親族名称" 東京大学言語学論集. 14(予定). 19 (1995)

  • [文献書誌] 福嶋秩子・福嶋祐介: "パソコンによる言語データ処理と地図化 SEALユーザーズマニュアル第3版" (科学研究費 研究成果報告書), 150 (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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