研究概要 |
アメリカとフランスの介護関係労働力について、(1)賃労働としての介護関係労働力,(2)非賃労働,すなわち家事・育児労働の一環としての介護を担う労働力の2つに区分したうえで作業を進めた。 このうち前者の賃労働としての介護労働力については特にアメリカについて一次資料にそって,その規模と構成,賃金と労働時間,交替制,労働力不足の状況と対策などについて検討したところである。 後者については、アメリカとフランスの両国ともにその規模の推計,労働力の構成上の特徴と要求,介護労働を担ううえでの経済的技術的な障害などにかかわる調査結果及び議会レポートの収集につとめた.また、フランスで92年から採用された家庭での介護労働にかかわる租税措置とその雇用効果について検討したところである。
|