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1994 年度 実績報告書

都市内物流の共同化の効果とその促進施策

研究課題

研究課題/領域番号 05630039
研究機関福岡大学

研究代表者

根本 敏則  福岡大学, 経済学部, 教授 (90156167)

キーワード物流 / 都市 / 環境問題 / 共同化
研究概要

本年度は、共同集配システムの導入事例のひとつである福岡天神地区共同集配事業を取り上げ、社会的影響の評価を行った。その結果、(1)交通混雑緩和に与える影響に関しては、推計された削減交通量からほぼ1%の影響と考えられた。(2)交通公害に関してはNO_xが環境基準を超えている天神交差点をケーススタディとして試算したが、0.5%程度の影響にとどまると思われる。(3)また、エネルギー節約効果も天神地区を通行する自動車の消費エネルギーとの比率で見れば、0.3%と僅かなものであった。しかし、天神1,2丁目地区は福岡市のCBD657Raと比較し5%を占めるにすぎない。他地域でも同様の共同集配システムが導入されることになれば、効果は累積的に高まると思われる。また、共同集配事業の促進施策としては、「ビル管理会社一括荷隻」共同化率引上げ施策」等の効果が大きいことがわかった。しかしながら、物流経費の負担分割が異なってしまうため実現のためには公平性をどの様に考えるべきかに関し新たに基準を設ける必要がある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 高木,河野,樗木,根本: "交通計画のためのデルファイ法による将来ビジョンの策定" 土木計画学研究講演集17. 17. 929-932 (1995)

  • [文献書誌] 坂本,外井,門司,根本: "地方の中心商店街地区における買物行動と歩行空間整備に関する住民意識-田主丸町中央商店街地区を事例として-" 土木学会九州支部研究集会論文集. (近刊).

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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