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1993 年度 実績報告書

リース取引に係る会計処理及び開示基準に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05630083
研究機関筑波大学

研究代表者

加古 宜士  筑波大学, 社会工学系, 教授 (50094967)

キーワードリース取引 / 会計処理 / ディスクロージャー / オフバランス取引 / オンバランス化 / 会計情報
研究概要

企業の新しい設備調達手段としてのリース取引は、近年、その重要性を著しく増大させてきており、産業界に定着してきているにもかかわらず、その会計処理および開示基準については、いまだ十分な研究が行われないまま放置されてきた。
本年度は、わが国の企業会計制度上、オフ・バランス情報として処理されてきたリース取引に関する会計情報を、積極的にオン・バランス化するための理論と手法について研究し、そのうえで、リース取引に係る公正妥当な会計基準を構想し、これをわが国の会計制度の改善のための試案として提言した。
そのための調査研究の具体的内容は次のとおりであり、いずれもレッシー(ユーザー)側とレッサー(リース業者)側の両面から行った。
(1)諸外国におけるリース会計の現状について、その実態を調査した。
(2)わが国のリース会計の実務の実態について調査した。
(3)オペレーティング・リースとファイナンス・リースの相違点について調査した。
(4)オペレーティング・リースとファイナンス・リースに関する定義を確定した。
(5)わが国の企業会計制度の枠組みの中に、リース会計基準をどのように位置づけるべきかについて研究した。
以上の研究成果は、わが国の会計基準の設定主体である企業会計審議会の意見書の中に大幅に取り入れられた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 加古宜士: "リース会計基準な主な論点" 企業会計. 45-9. 28-32 (1993)

  • [文献書誌] 加古宜士 他: "リース会計基準の公表にあたって" 企業会計. 45-8. 26-43 (1993)

  • [文献書誌] 加古宜士 他: "リース取引に係る会計基準をめぐって" 税経通信. 48-10. 162-180 (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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