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1994 年度 実績報告書

日本・アメリカ・ドイツにおける開発設計段階の原価管理システムの国際比較と分析

研究課題

研究課題/領域番号 05630087
研究機関東京理科大学

研究代表者

田中 雅康  東京理科大学, 理工学部・経営工学科, 教授 (50084447)

キーワード原価企画 / コスト・エンジニアリング / バリュー・エンジニアリング / 原価管理 / 設計管理
研究概要

本研究の目的は日米独の主要企業における「開発設計段階における原価管理システム」すなわち原価企画の実態を調査して3カ国の比較を行い、その望ましい姿・あるべきシステムを探求することである。対象企業は自動車メーカーとそれに関連する主要な部品メーカである。そのため、まず、平成5年度には日米独の企業に対してアンケート調査を実施した。一部、日本の企業については面接調査も併行して行った。
今年度はこの調査結果に基づいて種々の観点から集計・分析を行い、特徴を明らかにした。その主要なものを示すと次のようである。
1.製品企画活動の有効性は日本企業がすぐれている。
製品コンセプトづくり、製品化計画、品質・日程・原価の計画においても、さらには、開発委員会や品質委員会におけるトップの参画の程度においても、日本企業の方が進んでいる。
2.開発設計のリ-ドタイムは日本企業が最も短い。
開発設計のリ-ドタイム(構想設計から製造準備まで)は日本38カ月、アメリカ54カ月、ドイツ66カ月である。5年後にはアメリカ36カ月、ドイツ48カ月となるだろうと予測(日本は38カ月で変らず)している。昨今の現状ではこれより短かくなりそうである。
3.全般的にみて日本メーカーが体質的にみて最もすぐれているといえる。
より詳細なこと、さらには、このような結果をもたらした原因は来年度の研究テーマである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 田中 雅康: "製品開発のリエンジニアリング-日・米・独の比較を中心に-" 企業会計. Vol.46 No.5. 39-47 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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