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本研究の目的は日本・アメリカ・ドイツの主要企業における原価企画システムの実態を調査し、その3カ国比較を行い、原価企画システムにおける望ましい姿を探求するものである。調査対象は原価企画システムが最も先進していると思われる自動車メーカーとその部品メーカーである。平成5年度の実態調査結果に基づき、昨年度と今年度の2カ年間にわたり、関連調査・補足調査を行い原価企画システムにおける発展段階別特徴を5段階に分けて整理し分類した。また、この原価企画システムの主要ツールと考えられるVE、原価見積についても、発展段階別に分類し、原価企画の発展方向性を明示した。日本と米独との比較でいえば、現時点では日本の方が先進しているといえるが米独も追上げてきている様子がわかった。とはいえ、管理システム上の特性から、まだ数年は日本の優位が続くものと予想される。
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