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1993 年度 実績報告書

有限条件をみたす正則環の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05640047
研究機関山口大学

研究代表者

久田見 守  山口大学, 理学部, 助教授 (80034734)

研究分担者 馬場 良始  山口大学, 理学部, 助手 (10201724)
吉村 浩  山口大学, 理学部, 助手 (00182824)
大城 紀代市  山口大学, 理学部, 教授 (90034727)
キーワード正則環 / 射影加群 / アーベリアン / 有限条件 / directly finite / unit-regular / 行列環 / ノイマン
研究概要

正則環の研究は、von Neumannにより始められ、現在、多くの研究者の努力の下に、その理論が深められている。正則環の内部構造を調べる上で重要な有限条件として、directly finite性、unit-regular性がある。この有限条件をみたす正則環として、アーベリアン正則環、bounded indexをもつ正則環、primitive factorがアルチンである正則環がある。これらの環について、以下の3点が成立するかどうかを、今回の研究目的として掲げた。
1.環上の射影加群が、directly finite性をみたす為の判定条件は何か。
2.環上のdirectly finite射影加群の有限個の直和は、又、directly finite((DF性)と呼ぶ)となるか。
3.環の剰余環は、(DF)性を有するか。
以上の問題点について、今回、次の結果を得ることが出来た。
1.について。この為の判定条件は、無限個の同型な零でない部分加群の直和を含まない事である。
2.について。一般には成立しないが、成立する為の判定条件を、環の内部のイデアルを用いて、非常に具体的な形で与える事が出来た。
3.について。体の直積を、そのsocleで剰余する環に於いては成立する事が分かった。
しかし、部分的な解決は得られたが、より一般的な形での解決は、今後の課題として残されている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] M.Kutami: "The property (DF) for regular rings whose primitive factor rings are artinian" Math,J.Okayama Univ.(未定). (1994)

  • [文献書誌] S.K.Jain: "Weakly projective and weakly injective modules" Canadian J.of Math.(未定). (1994)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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