研究概要 |
微分可能写像芽の特異点の局所的な性質特にA_k,D_k,E_k,P_k,---等の研究を行い、大域的な性質としてはそれらの特異点に関係するトム多項式とホモトピー原理の研究を行った。さらにラグランジェ又はルジャンドル特異点に関する同様の研究を行った。この研究には教育学部の佐藤好久氏にも協力をして頂き、研究集会で関連分野の情報交換をした。それらは投稿中の論文:Thom polynomials of the singularities D_k and E_k等に一部が記載される。 具体的にある特異点のambient spaceの位相の計算を行ったが、まだホモトピー原理として確立するまでには至っていない。次に特異点間の隣接関係を調べたが、これはトム多項式の適用範囲を拡げるための研究であり、部分的な成果になった。平成5年度後半はラグランジェ特異点の位相を調べて大域写像の構成の研究を行い、今後それを継続する予定である。
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