| 研究課題/領域番号 |
05640485
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| 研究機関 | 名古屋大学 |
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研究代表者 |
藤井 良一 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助教授 (00132712)
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| 研究分担者 |
野澤 悟徳 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助手 (60212130)
松浦 延夫 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (90209495)
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| キーワード | データベース / レーダー / 人工衛星 / 磁気圏 / 電離圏 / 共同利用 |
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| 研究概要 |
本研究の目的は、地球磁気圏内のエネルギー解放過程について、主要な物理パラメータである磁気圏・電離圏の電流、プラズマの動き、プラズマ降下粒子及び中性風の、空間的分布・時間的挙動:エレクトロダイナミクスを定量的に導出し、因果関係を解明することにある。
平成5年度は必要なデータの収集及びデータベースの作成及び解析を開始した。データが大量であること、又データを定量的且つ統一的に取り扱う為、磁気ディスク装置を購入し、現有のワークステーションに接続し、下記1)2)のデータを、ディジタルデータの形での収集を開始しそれらを利用した総合的な研究も開始した。本データベースを有効利用するため、ワークショップを開催し、データベースを用いた共同利用研究について検討を行った。
1)欧州インコヒーレントレーダ(EISCAT)のデータ収集:最も一般的なCP-1モードの1987年から1991年までの全データを収集・登録した。又、解析用ソフトウェアも開発した。2)同時観測衛星データの収集:米国の衛星との同時観測データを探査し、1987年〜1990年に13例の同時観測があることを見いだし、収集・登録した。
新たな知見としては、従来分かっていなかった地磁気擾乱と中性風との関係、中性風の季節変化の解明が行われたこと、又、同時観測データの解析により、EISCATで測定された電子密度データから、その源である降下粒子(電子)のエネルギースペクトルが精度良く推定できることが分かったこと、などが挙げられる。
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