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1994 年度 実績報告書

西南日本新生代アルカリ玄武岩の成因とテトクニクス

研究課題

研究課題/領域番号 05640501
研究機関山口大学

研究代表者

永尾 隆志  山口大学, 理学部, 助教授 (40136164)

研究分担者 白木 敬一  山口大学, 理学部, 教授 (60144911)
キーワード西南日本 / 新生代 / アルカリ玄武岩 / マグマ / マグマ溜り / テクトニクス / マントル・メタソマティズム / マグマティック・サイクル
研究概要

本年度も,北部九州のアルカリ玄武岩について,本源マグマの発生,分化,噴出にいたる過程(magmatic process)の研究を行った.
1.五島列島最北端の宇久島はソレアイト質玄武岩からデイサイトまでのマグマティック・サイクルが,2回おこっていることが確かめられた.全岩主成分および微量成分組成,構成鉱物の組成,Sr同位体比などから,宇久島火山岩の組成変化は分別結晶作用が大きな役割を果たしていることが明らかになった.また,プレート内ソレアイトマグマの分化岩体は日本列島では宇久島にしか分布しておらず,テクトニックスとの関連を明らかにすることが急務である.
2.九州北部に分布する玄武岩は,中国地域の玄武岩と異なり,EMIIと呼ばれるキンバーライトの起源マントル類似のダイアピルが上昇する過程で,中央海嶺玄武岩(MORB)の起源マントルを累進的に融かした結果生じたマグマである.
3.中国山地の横田玄武岩や,島根県の邑智群川本町や広島県の三次市に分布するミネットと呼ばれる特殊な組成の玄武岩の岩石学的研究をもとに,マントル・メタソマティズムの実態を明らかにした.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 角緑 進・永尾隆志: "西南日本,後期新生代玄武岩類の起源マントルのダイナミクス" 地質学論集. 44(印刷中). (1995)

  • [文献書誌] 田崎耕市・佐野 栄・永尾隆志・鹿島愛彦: "四国カルストの緑色岩類-中国帯,秋吉・帝釈石灰岩台地の基底緑色岩類との岩石化学的対比" 岩石鉱物鉱床学会誌. 89. 373-389 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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