研究概要 |
本年度は次の2項目について成果を挙げることができた。 1.層序学的・堆積学的研究 九州西北地域および下関地域に分布する中性代〜古第三紀の石英質堆積岩露出地域の層序学的,堆積学的研究を行った。 (1)3畳系.岡山県成羽地域に分布する成羽層群の石英質堆積物の層序と堆積相観察をおこなった。(研究協力者 坂井担当) (2)白亜系.下関市吉母海岸に露出する最下部白亜系豊西層群について詳細な岩相観察を行い,試料採取と古流系解析を行った。(岡田・坂井担当) (3)古第三系.天草地域の赤崎層群・上島層群白岳層などを中心として岩相解析を行い、石英質砂岩の産状について資料を得た。(坂井担当) 2.朝鮮半島の古生代石英質砂岩との比較研究 韓国中部に発達する朝鮮超層群のカンブリア〜オルドビス系の石英質砂岩試料を得て,我が国の石英砂岩との岩石学的比較検討を行うことができた。(岡田・坂井担当)
|