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1994 年度 実績報告書

熱中性子によって誘起されるアクチノイド核種のマルチモード核分裂

研究課題

研究課題/領域番号 05640629
研究機関大阪大学

研究代表者

馬場 宏  大阪大学, 理学部, 教授 (60156536)

研究分担者 中込 良廣  京都大学, 原子炉実験所, 助教授 (50027455)
横山 明彦  大阪大学, 理学部, 助手 (80230655)
高橋 成人  大阪大学, 理学部, 助手 (00197162)
斎藤 直  大阪大学, 理学部, 助教授 (50153812)
キーワードアクチノイド / 核分裂 / 熱中性子 / 飛行時測定装置 / 運動エネルギー / 即発中性子数
研究概要

熱中性子によって核分裂を起こすウラン.プルトニウム同位体核種の非対称核分裂についての実験的研究が数多くされているのは周知のことであるが、その核分裂の機構についてはいぜん未解決の問題を数多く残している。最近これらのアクチノイドの中心的核種から遠く離れたプレアクチノイド核種や重アクチノイド核種の対称核分裂において、2モード核分裂の存在が実験的に明らかにされてきて、それに応じた理論的な計算によっても核分裂機構についての詳しい知識が得られるようになってきた。
我々は、核分裂機構の詳細な研究を行う為に薄膜シンチレーターをスタート検出器とし、シリコン表面障壁型半導体検出器をストップ検出器とした飛行時間測定装置を開発した。この装置を用い、まず^<252>Cfの自発核分裂片についての測定を行い、この装置の性能を調べた。得られた即発中性子数はこれまでによく知られているWahlの値と良い一致を示した。次に京都大学原子炉実験所のスーパーミラー導管にこの装置を設置し、原子炉からの熱中性子による^<235>Uの核分裂片の運動エネルギーや即発中性子数を求めた。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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