研究概要 |
本年度は,前年度に得られた前田陽一の結果を代表者も協力して一般化した。 ^<dx>_<dt>=f(x)について,そのオイラー差分化は,十分小なるΔtに対してリイ・ヨ-クのカオスになるためのf(x)の十分条件が独立な2つの結果として得られた。(On the Discretization of O. D. E., Proc. of ICAM' 95) 池田勉は,引き続きActivator-Inhibitor系のパルス解(2つの遷移層を持つ解)の挙動をInhibitorの拡散係数Dをパラメータとして調べた。(Numerical simulation for nonlinear oscillation of internal layers, Lecture Notes in Num. Appl. Anal., 14,69-77,1995) 岡田至弘は,引き続きフラクタルの情報への応用を研究した。 要するに,この研究結果はこの方面の研究をそれぞれ進歩させた。
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