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1993 年度 実績報告書

機械製品のフレキシブル微小調整セルの研究

研究課題

研究課題/領域番号 05650111
研究機関東京工業大学

研究代表者

金井 理  東京工業大学, 工学部, 助教授 (90194878)

研究分担者 高橋 秀智  東京工業大学, 工学部, 助手 (10216749)
キーワード組立 / 位置調整 / ボルト締結 / 3次元測定器 / マイクロインパクトハンマー / 組立誤差 / 圧電素子
研究概要

1)電極分離形積層形圧電素子とその駆動回路を作成し、その基本性能を実験により確かめた。この結果、素子と部品との接触力を約0.005Nの分解能で0-30Nの範囲で検出可能であること、また駆動性能として発生力3000N・変位分解能0.01μm・最大変位60μmであることを確認し、当初計画したマイクロインパクトハンマーの性能として十分であることを明らかにした。
2)CNC3次元測定機とギャップセンサを組み合わせた計測装置を開発し、調整対象部品である治具部品の初期位置・姿勢誤差を自動計測させ、その計測データに基づいて簡単な自動調整実験を行なわせた。この結果、部品の移動範囲として併進移動5μmから60μm、回転移動0.0002rad0.002radの範囲で調整が可能であり、最大併進ずれ30μm・回転ずれ0.001radの範囲にあるボルト締結部品を、併進ずれ5μm・回転ずれ0.0002radの許容組立精度の範囲に安定して調整可能であることを確認した。
以上の成果について、平成4年度精密工学会秋期大会および平成5年度精密工学会春期大会で発表を行った.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山本武則、池田徹、高橋秀智、金井理: "機械部品のフレキシブル組立セルのための微小調整システムの開発(第2報)-調整範囲算出と調整アルゴリズム-" 1993年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集. 355-356 (1993)

  • [文献書誌] 山本武則、高橋秀智、金井理: "機械部品のフレキシブル組立セルのための微小調整システムの開発(第1報)-システムの構成と仮止め部品の微少移動特性の測定-" 1992年度精密工学会秋季大会学術講演会講演論文集. 721-722 (1992)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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