紫外線やUVレーザを用いて、1mm以下のサイズのマイクロ構造を、精密かつ立体的に作製する新手法を提案し、実験により実証した。 さらに本年度は作製条件と精度の関係を定量化、明確化する目的で紫外線と光硬化ポリマーの硬化特性の測定、数学モデルの提案、シミュレーションと実験比較等基礎的課題を順次解明した。本結果を用いて従来より1ケタ高精度なマイクロパイプ(psi20mum)の作製も可能となった。 次に本手法を用いた「集積化マイクロ流体回路」の試作にとりくみ、液体クロマトグラフィーのマイクロ化の基礎を実証した。これにより従来のシリコンマイクロ加工よりも自由度が高く立体的なマイクロ化学装置が実現できることを実証した。
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